今日は沖縄県内の案件があり海中道路へ行ってきました。
「海中道路?」
県外の方であればそのネーミング、??? ですよね。
本島と平安座島を結ぶ、長い長い橋と言えばいいでしょうか。
打ち合わせが終わり、
近くの食堂に入りました。
なんとマグロ丼を500円ポッキリで食べることが出来ます。
ちなみにこのお店、沖縄そばでも有名らしいです。
ついてきたスープは沖縄そばに使用しているのでしょうか、
めちゃくちゃ美味しかったです。
そこで思うんです。
そんなに安く提供できるマグロは冷凍マグロか、
沖縄近海で獲れたマグロか。
沖縄在住20年のぼくの「食感」を頼りにするとすると、
おそらくこれは、
沖縄近海で獲れたマグロです。
しかし、
「1日限定10食 マグロ丼セット 500円」
としか書いていないのです。
もったいないなぁ、と思いました。
100円寿司で出されているマグロとは明らかに違うんです。
しかし、ただ「マグロ丼セット」としか書かれていない。
ウリは500円というリーズナブルさ、だけにしちゃっているんです。
500円で食べられるマグロなら、
かねひで(沖縄のスーパー)で仕入れてきたのかなぁ?
と思っちゃう場合だってあるじゃないですか。
もしこの商品コピーを
「沖縄近海マグロ丼セット 限定10食 500円」としていれば、
ぼくが来店する頃にはとっくに売れてなくなっているはずです。
ただ、「沖縄近海」とつけるだけで、
どれだけ商品の売れ行きが良くなるか。
近くに漁協もあるので、
ぼくはこれは間違いなく沖縄近海マグロだと思いました。
沖縄が観光地化しはじめたのは、
実はそう長い歴史があってのことではありません。
沖縄海洋博があった前後からでしょうか?
それまでは、沖縄はアメリカ統治下にあり、
人権も守られず、土地は強制的に基地に奪われ、
内地では「悲惨な島」と呼ばれていました。
急激な観光地化が短い間に進んだので、
「観光資源」に気づいていない場合が多いのです。
新鮮な沖縄近海マグロは、
沖縄の人にとっては、「当たり前」になっていて意識すらしていない。
めちゃくちゃ「お宝」なのに、です。
それとこのお店のロケーション。
めちゃくちゃバツグンです。
雨の日であるにもかかわらず、思わず写真を撮りたくなるほどです。
しかし、
これも沖縄の人にとっては「見飽きたビーチ」かもしれません。
でもビジターからすれば、
ワンダホー だし、
ビューティホー なんです。
ああ、気づいてほしいな、
もったいないな、と思いながら店を後にしました。
同じことは沖縄や観光に限らず、
いろんな場面で言えると思います。
その「当たり前」、実は「お宝」かもしれません。
持っているリソースにどこから光を当てるのか。
それがわかれば、もっともっと信頼度はUPするはずです。
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